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10分ほどすると、ピロロロ、ピロロロとメールの着信音がした。テツヤからだった。
『ミカちゃんでしょ!俺、今ちょうどミカちゃんのこと考えてたんだ。愛の力かも!!メールくれてすっげえうれしい!』
『名前書かなかったのに、なんでわかるの?』
『だって、ミカちゃんからの連絡、ずっと待ってたんだもん。』
そんなセリフ、いくらだって言える。そうわかっていても、うれしかった。
『仕事中じゃないの?』
『うん、でも平気。もうすぐ上がれるんだけど、会わない?晩飯おごるから!』
外を見ると、さっきより雨がひどくなっていた。こんな日に1人でいるのはイヤだ。ただそれだけの理由で、あたしは誘いを受けた。
シャワーを浴びて新しい下着に着替える。「仕事」のときはスカートで行くことにしてるけど、今日はそんな気分じゃない。その気がないことをアピールしようとジーンズをはいてみたが、雨で裾が濡れるのはイヤだな、と思った。結局、ショートパンツにキャミを合わせ、長袖のパーカーをはおる。軽くメイクをして、待ち合わせのカフェへと向かった。
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