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閉店後、深夜の駐車場。そんなに人目につかないけれど、すぐそばにコンビニがある。万が一なにかあっても助けを求めることはできるだろう。そう考えて指定した場所だった。駐車場に入ると、黄色いTシャツが目に入った。車を降りて近づく。暗くて顔はよく見えない。
「・・・ミカちゃん?」
「パンツ、渡すだけだからね。触ったりしないでよ。大声出すからね。」
「わかってるよ。パンツは?はいてるの?」
あたしは頷く。
「こっち・・・」
道路から死角になる場所に男を誘う。
「6千円、交換だからね。」
そう言ってあたしはパンツを脱いだ。あたしの体温で蒸れたパンツは、いかにも「セックスの後の使用済みパンツ」といった感じがした。
パンツを受け取った男は、パンツに顔を埋めて必死にニオイをかいでいた。取り引きさえ終わればもう用はない。6千円を数え、チンポをこすり始めた男を一瞥し、「またつながったらよろしくね~」と言ってあたしは車に乗り込んだ。
パンツ1枚で6千円。今までやってたことがバカみたいに思えた。
こういうやりかたのほうがよっぽど稼げる。
帰り道コンビニによって新しいパンツと、マニキュアを全種類買った。久しぶりに自分で稼いだお金。トイレでパンツをはいて、あたしは家に帰った。
家に着いて真っ先にシャワーを浴びた。痛くなるまで体を洗う。自分の部屋に戻ったとたん、体が震え出した。あたし、すごいことしちゃったかも・・・
震える手で、さっき買ったマニキュアを取り出す。ピンクに黄色、赤、水色、ベージュ・・・。カラフルなその色は、あたしのパンツの何倍もの価値があるように思えた。体の震えは止まっていた。赤色を選んで塗ってみる。きれいに飾られた指先は、今日のあたしの勲章だった。
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